母校再訪
ある夏の土曜の夕暮れ時、思い立って数年ぶりに母校に立ち寄ってみました。愛着があった母校の建物が近く取り壊されると聞いて、見納めに足を運んでみようと思ったからです。
建物は戦前の建造物で、入学式、卒業式などのお祝い事の際には、必ずその前で集合写真を撮影する習わしでした。
聞くところによると、戦時下は軍医として出征する先輩たちもここで見送られた歴史の舞台でもあります。東京大空襲の折も崩壊を免れた建物ですが、キャンパスの整備のために、いずれ取り壊されるようです。大変残念で憤懣やるかたない思いですが、時代の流れには逆らえません。
建物は外観、内装とも重厚な造りで、我々卒業生にとっては唯一無二の存在であり、想い出すだけでノスタルジックな感情が呼び起こされる場所です。
現在キャンパス内の別の場所に、新たな建物を建築中の様ですが、「旧館」をオマージュした外観、内装になるようです。いずれまた訪れて見たいと思います。
土曜の黄昏時で、珍しく人けが無く、真夏なのに静寂に包まれた建物の合間に涼しい風を感じました。
※撮影は守衛さんの許可を得ています
