高尿酸血症・痛風
■高尿酸血症とは
・血液中の尿酸が上昇し腎障害や痛風の原因となる状態です。
・男性に圧倒的に多く 成人男性の5人に1人程度の頻度で発症します。
・食生活の欧米化により年々増加傾向にあります。
・重度の腎障害や腎結石、尿管結石の原因にもなります。
■高尿酸血症の原因について
・体質的(遺伝的)な要因に、暴飲暴食や肥満、飲酒が重なって発症します。
・一部ですが特殊な疾患(遺伝疾患、悪性疾患)や薬剤(利尿薬や免疫抑制剤など)が原因で起こる〝2次性高尿酸血症〟も存在します。
・無酸素運動(筋トレなど)も一過性の高尿酸血症を引き起こし、痛風発作の誘因に なることもあります。
■高尿酸血症の2つのパターン
1)尿酸産生過剰型 〝尿酸が体内で過剰に産生される〟
2)尿酸排泄低下型 〝尿酸がうまく排泄できない〟
※混合型もあり。
■治療について
1)生活での注意点
・エネルギー制限 プリン体(レバー、白子など)
・飲酒制限
・果糖の過剰摂取を避ける。 例) 果物、ジュース、菓子などの食べ過ぎ注意
・十分な水分補給
2)薬物療法
・尿酸排泄促進薬
・尿酸生成抑制薬