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関節リウマチの症状

 リウマチの語源

  “リウマチ”とはギリシャ語の“rheuma(ロイマ)”に由来すると言われています。Rheumaとは“流れる物質” を指し、古代ギリシャ人は脳から流れた液体が局所に停滞することで疾患や、痛みを発生させると考えていたようです。現在でも関節に関連した症状を「リウマチ症状」と表現するのはそのためです。

関節リウマチの代表的な症状

①初発症状

   病初期には〝朝のこわばり〟〝手のはばったさ〟〝指のむくみ〟などの自覚症状に引き続き、後述の関節炎症状が数週間程の経過で顕著になって来ます。健常者でも起床後10分間以内のこわばりは自覚することもあり、一般的に関節リウマチでのこわばりは1時間以上、ひどい場合は起床後から午前中いっぱいこわばりを示すこともあります。

②関節炎症状

 関節症状は関節内部を裏打ちしている滑膜(かつまく)が炎症によって腫脹することによって発生します。関節の疼痛(痛み)〟〝腫脹(腫れ)〟〝発赤(赤み)〟〝熱感はいずれも炎症の4兆候と言い、滑膜炎の程度を示す指標にもなります。病気の初期から症状を示す関節は手指の関節、特に近位指節間関節(PIP関節:いわゆる第二関節)中手指指節間関節(MCP関節)、手首の関節が多く、そのほかにも膝、肩、肘、足趾、顎関節、頸椎など複数の関節に同時多発的に症状を示すことが多くなります。また、左右対称性に症状が発現することが一般的です。

位指節間関節(DIP関節:いわゆる第一関節)に症状、構造の変化を認める際は、まず手指の変形性関節症を疑います。↔ヘバーデン結節

③関節の変形

  関節において炎症が長期に存在すると関節自体の構造に変化を来します。炎症を起こした関節近傍の筋肉や靱帯、腱が収縮と萎縮をきたし関節は過度な屈曲や伸展に至ります。その結果特有の関節変形を示します。また、炎症によって関節面を支えるクッションの役目を果たす軟骨が摩耗し、さらに骨と骨とが接触、破壊や融合した結果、非可逆性の変形を来すと言われています。

④全身症状

 関節リウマチの様な炎症性疾患は、時折全身倦怠感微熱体重減少などの症状を示すことがあります。ただし、関節リウマチ特有の発熱の場合38度を超えることはまれです。

⑤関節外症状

 関節リウマチは関節疾患としての特徴とともに、全身性の内科疾患である膠原病としての側面を持っています。関節以外の症状で代表的なものは皮下結節、皮膚潰瘍眼症状(強膜炎など)、末梢神経障害(多発単神経炎)などが挙げられます。特に一定の割合で間質性肺炎(リウマチ肺)や胸膜炎などの肺障害を伴う患者さんもおり、より内科的なケアが必要になります。

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